1948-04-30 第2回国会 参議院 予算委員会 第20号
ところが、この官公廳職員組合と政府との妥結した條件を見てみますと、大体官公廳側の了解としては、二千九百二十円は、一月から四月までの賃金水準として受取つている。五月分については、これは改めて給與委員会というものによつて交渉をする、そして決めるという、こういう見解をとつておるように、まあ見えるのでありますが、大藏大臣自身として、この先だつての妥結條件は一体どう考えておられるのか。
ところが、この官公廳職員組合と政府との妥結した條件を見てみますと、大体官公廳側の了解としては、二千九百二十円は、一月から四月までの賃金水準として受取つている。五月分については、これは改めて給與委員会というものによつて交渉をする、そして決めるという、こういう見解をとつておるように、まあ見えるのでありますが、大藏大臣自身として、この先だつての妥結條件は一体どう考えておられるのか。
第一の点は、現在の官公廳職員組合の諸君が要求を出して鬪つておられる、それは経済的鬪爭の形を備えておるが、実施不可能と思われる最低賃金制のごとき政治的要求が加わつておるが、これらの点に対して、これを経済鬪爭と見るか政治鬪爭と見るか、こういう点にありました。これは昨日私の浅沼君の質問にお答え申し上げましたことをお聽きくださいまして、御了承を願えたことと存じます。
○野坂委員 その次に一言申し上げておきたいのは、先ほどから加藤大臣が今度の二千九百二十円というのは、非常に民主的にやられというふうに言われましたが、これは御存じのように、國鉄の組合だけがはいつたもので、その他の全官公廳職員組合は、これにはいつていない。これをボイコツトした。
從つてこの臨時給與委員会が、全官公廳職員組合の代表者諸君が集まつて、審議されたものであるというようなぐあいには、私は一言も述ベておりません。ただ從來ややもすれば、こういう問題は、政府だけの機関できめられたという形式からみれば、しかもこれは最初から國鉄だけを限定して呼びかけたのではなくして、全組合に参加してもろうように呼びかけた。
この千圓、三千圓は、先ほど主計局次長にお伺いしますと、大體官公廳職員組合待遇改善準備會との間に了解を得たことであるというふうなお話があつたと思いますが、しかしながらそういう場合でも、私の想像するところによると、地方廳と北海道の官公職員組合との間に、十分な了解はまだ得ておらないように考えられるのであります。
そうして反対の意見をお述になりました方が、全國官公廳職員組合協議会の佐藤安政さん。それから全國逓信從業員労働組合の土橋一吉さん。それから國鉄労働組合の執行委員長加藤閲男さん。それから日本教職員組合の委員長荒木正三郎さん。この四人の方が反対の御意見でありました。